一番心に残っているゲームはなんですか?と聞かれれば
FF8がどの作品よりも好き!!
と2秒ぐらいで答えます。
しかしFF8はFF7やFF9,FF10に比べ非常に賛否両論の多いゲームです。
特に大人気のFF7を例に上げれば、数多くのスピンオフ作品や映画そしてリメイク作品も発売しています。
⇒そこそこのFFファンがFF7Rをやってみた感想 ノーマルクリア後
一方でFF8は他PSタイトル(FF7.FF9.FF10)がリマスターされるのに、一向にリリースされず
FF8ってやっぱり人気がないから?
Eyes On Meの権利問題のせいか・・・
と枕を濡らす日もありました。
この記事は
FF8が人生初ファイナルファンタジーで、
一時期はRTA(リアルタイム:クリアまでの速度を競う)を練習していた筆者たろーけが
FF8の【みりき】を精一杯伝えます。
※この記事にはネタバレ要素を含みますので、閲覧にはご注意ください。
FFⅧ Remasteredについて
FF8リマスタードは2019年9月3日に発売したRPGです。
元のFF8は1999年2月11日にPS(プレイステーション)で発売したので
約20年の時を経てリマスター化しました。
グラフィックも当時では革新的なリアル等身で注目されましたが、Remasterでさらに現代風(ディシディアに近い)の美しさへ
⇒公式サイトでグラフィックをチェック
当時筆者は7歳で初めてのFFで思い出補正強めです。
カードダスでFF8のカードを買い漁り、アルティマニアを擦り切れるほど読んでいました
価格・追加機能プラットフォーム
リマスター化されるにあたり、現代風に非常に遊びやすく設計されました。
定期的にセール開催しています
⇒長期連休(夏休み・冬休み・クリスマス・年末年始・GWなど)
PSでプレイする場合は
【PlayStationPlus対象】
⇒定額プランで遊び放題(エクストラ・プレミアム)
エクストラ
⇒1ヶ月1,300円 12ヶ月8,600円
プレミアム
⇒1ヶ月1,550円 12ヶ月10,250円
プレミアム・エクストラについてもっと詳しくまとめました
⇒PlayStationPlus新プラン情報まとめ【価格と機能】
リマスターではいわゆるチート機能も追加されており、
忙しい現代人も快適にプレイできる!
エンカウントありなしや
3倍速があることで無駄な戦闘を避けたり、ドロー作業を効率化出来ますね!
ちなみに【エンカウントなし】は
ディアボロスのアビリティでも習得可能です。
FF8セール価格
一例としてFF8リマスターは【PlayStationStore歳末感謝セール】により
2,547円⇒1,273円
に割引されていました。
FF8リマスターはYou TubeにUP可能
公式サイトによる
著作物利用許諾条件として
1)商用・営利目的に利用しないこと
但し、YouTube、USTREAM等の動画投稿サイトが正式に提供するパートナー機能等を使用する場合は問題ありません。パートナー機能等に使用した本著作物の利用権について、動画投稿サイト側から照会があった場合、サポートセンターに掲示されている本条件をご案内ください。
著作物利用許諾条件より
ただし撮影禁止区域のUPや
『Eyes On Me』及び『Ending Theme』(Eyes On Meのアレンジバージョン)は利用除外されていますので注意しましょう。
【時間がテーマ】数多くの伏線と新たな発見
FF8はかなり多くの伏線要素やタイムリープ要素などとても濃密なストーリーで構成されています。
DQ5も親子三大で魔王を倒す作品でしたが、FF8も時間的要素がたくさんあります。
過去ラグナはジュリアとバーで恋に落ちたが、結局結ばれる事無く
田舎のレインと結婚し、スコールを
ジュリアはラグナの帰りをを待ち続けたが、カーウェイ大佐と結婚しリノアが生まれる
ストーリーを進めていくと複雑に絡み合った糸がほぐれ
「そういうことだったのか!」
となることもたくさんあります。
個人的に好きな伏線として
なぜサイファーが
魔女の騎士になりたかったのか
彼のロ~~~マンティックな夢
は実はスコールの父であるラグナの映画がきっかけでした。(サイファーのガンブレードの持ち方はラグナの影響)
1回プレイして気づかなかったことも2回目、3回目プレイで
え?もしかしてこういう事?という発見はとても気持ちがいいですよね!
FF8はそんな伏線や設定、遊び心がたくさんありますので、アルティマニア(デジタル版)があるとかなり深く楽しめます。
でもやっぱり紙の攻略本が読みたい!それなら駿河屋で攻略本を購入することも可能です。
ただし時間圧縮お前はだめだ
物語終盤で【時間圧縮】が出てきた時には
意味不明!!
とさじを投げるプレイヤーも多くいたことでしょう。
そうです。私です。
ごめんなさい。
そんな人間が魅力語って笑
物語後半の時間圧縮やアルティミシアを倒すための
【愛と友情、勇気の大作戦】
については初回で理解することは非常に難しく、私も未だしっかり説明はできません笑
⇒いつか図を使って説明できるまでになりたいところ
この難解なストーリーが苦手という人もいますが、逆に多くの考察が世に出回りFF8を味わい深い作品に変えていると言っても過言ではないでしょう。
仲間の成長や変化を感じる
FF7に続いてFF8もスコールは無愛想な中二病のような主人公という第一印象ではなかったでしょうか。
しかしその印象もやはり伏線であり、スコールのクールで人に頼らない人格形成には過去のトラウマが影響していた事が判明します。
そしてヒロインリノアと関わることで少しずつ素のスコールが現れてくる描写も素敵です。
転校してきたセルフィが標準語だったが、トラビアガーデンへ戻ってからは関西弁に戻るなど、時間や状況の変化でキャラの態度が大きく変わるのはFF8の特徴とも言えます。
彼らの多くは17.18歳で若干青臭い部分もありつつ、大人になっていく過程を見ているようで今プレイするとまた違った感情が湧きそうですね
緊迫感のある作戦行動
FF8とは傭兵育成学校を舞台に始まる物語
基本は作戦計画⇒実行プロセス
その他に突撃、潜入、敵襲、迎撃など傭兵設定に即したシーンも多い
スコールたちは世界各国の要請に応じて出動し、任務を着実に遂行するSeeDになるため訓練をしており、物語はSeeD就任のための最終試験から始まります。
電波塔でポチポチするおなじみビッグス&ウェッジを倒したかと思えば、モンスターに襲われ、帰り際も
カニのようなマシンX-ATM092
に襲われながら離脱するシーンは子供ながらに結構トラウマでした。
その後も森のフクロウとの共同計画における列車の切り離し作業のドキドキ、
学園長派VSマスター派やガルバディアガーデンとの全面戦争など
怒涛の展開は何度やっても胸熱です。
未だに盛り上がるリノア=アルティミシア説
初回プレイの時もそうですが、何度プレイしてもまーーーーーったくそんな事考えたこともありませんでした笑
しかしリノア=アルティミシア説に関しては非常に納得性の高い考察がなされています。
真相は不明ですが、
リノアル説を知ってプレイするとまた違ったFF8が楽しめます!
※あくまで考察です。
そういう視点で見るとまた違った面白さがあると感じていただければ幸いです。
たくさんの名言(迷言)
FF8にはたくさんの名言があります。
普段遣い出来そうな
名言ばかりですね!
「だったら壁にでも話してろよ」
はスコールがキスティス・トゥリープの深い悩みからの愚痴を聞いて言い放った血も涙も無い名言です。
実はこの他に2度このセリフに関連したイベントが発生します。
1つはミサイル発射基地へリノアを行かせ、キスティスとガーデンへ向かう際にリノアを心配したスコールへ
「私に悩みを話してみない?それとも、壁にでも話す?」
と反撃するシーン
結構根に持ちそうですもんね笑
リノアがイデア戦後深い眠りから目覚めない時にスコールがずっと声掛けをしましたが、目が覚めず
「これじゃあ、壁に話してるのと同じだ。」
と自分で振り返るシーン
めっちゃブーメラン刺さってますやん笑
何気なしに飛ばしていたシーンも実は関連性があるのがFF8です。
個人的に印象深い2つのセリフ
その他少し長文ですが、2つのセリフが個人的に結構印象的だったので紹介します。
サイファー、手先はたくさんいるけど仲間は俺たちだけだもんよ…。
ガルバディア兵たちゃ、魔女が恐いからサイファーに従ってるだけだかんな。
俺たち、いなくなったらサイファー、仲間いないもんよ…。
バラム封鎖イベント時の雷神のセリフです。
サイファーは主人公スコールのライバルで額の傷をつけた張本人であり、リノアの元カレです。
性格は粗暴でSeeD試験でもリーダーと言う役割があるにも関わらず、単独行動をしてSeeDになれませんでした。
そんなクセの塊のサイファーにも仲間に風神雷神がいます。一見手下のように見える関係性ですが、自分たちは最後までサイファーの味方だと。
ゼルから
「仲間なら間違いを正すべきだろ!」
と言われても全て肯定するのが自分たちの関係なんだと主張する姿が印象的でした。
ほら、よく言うだろ~?人生には無限の可能性があるってさ~。
僕はそんなの信じてないんだ。いつだって選べる道は少なかった。
時には道は1本しかなかった。その、少なかった可能性の中から自分で選んだ結果が僕をここまで連れてきた。
だからこそ僕はその選んだ道を……選ばなくちゃならなかった道を大切にしたい。
トラビアガーデンで過去を回想していた際のアーヴァインのセリフです。
このセリフは物語と言うよりは、リアルの生活でも刺さる名言だと感じています。
進学就職する時に選べる道は多くなかった。
1社からしか内定がもらえなかった。志望校に落ちて滑り止めにしか受からなかった。
自分に残された道はその1本だったが、最終的に選んできたのは自分で、
結果今の自分がいるんだと。
過去を振り返り後悔するのではなく、この選ばなくちゃならなかった道を大切にしたいという考え方はは非常に魅力的に感じました。
斬新なバトルシステムが魅力
FF8のバトルシステムは従来のFFシリーズと大きく異なります。
そしてその新しい要素の多くが賛否を生む原因とも言えます。
パーティレベルによって敵のレベルが変わる、ジャンクションシステム、ドローシステムに対して多くの否定意見があります。
キャラが強くなれば敵も強くなるシステム
FF8のバトルシステムで個人的にはとても面白いのが
【キャラ(パーティ)が強くなれば、敵も強くなるシステム】です。
今までのRPGでは、勝てない敵がいればレベルを上げて能力をUPさせて倒していました。
しかしFF8ではキャラレベルを上げると敵もレベルが上って強くなってしまいます。
多くの否定意見として
レベル上げ作業が好きなのに!
敵も強くなったら意味ないよ!
どうやって勝つんだよ!
という声も多くありました。
しかし裏を返せば、
キャラのレベルが上がれば、敵も強くなる
⇒キャラのレベルが低ければ、敵も弱い
ちなみにレベルアップによる強化は敵のほうが圧倒的に大きいです。
低レベルでもクリアしやすいシステム⇒低レベルのほうがクリアしやすいシステム
※ボスには詰み防止のレベルキャップ制度(上限)あり
例:プレイヤーが100レベルでもボスは65が上限
キャラの強化はレベル上げではなく、ジャンクションで魔法を装備して能力UPさせる
魔法を装備?ジャンクションシステム
FF8では武器の強化はできますが、
防具やアクセサリーがありません。
その代わり
魔法をジャンクションすることでステータスをUPします。
例えばファイアを攻撃枠にジャンクションすることで
攻撃力20⇒21と増加します。
ジャンクションする魔法が強くなれば、持っている魔法の数が多くなれば上昇幅も増えます。
序盤でも強力な魔法をジャンクション出来れば、バトルがサクサク進む
魔法の数?
ファイア、サンダー、ブリザドなどの多くの種類をもってればいいの?
取り逃し厳禁のドローシステム
魔法やG.F.(ガーディアンフォース:召喚獣のようなもの)は
敵からドローすることで入手できます。
その他フィールドやマップ上のドローポイントからもドローが可能です。
ドローできる魔法は種類やキャラのレベル・魔力に依存します。
キャラレベルが高ければモンスターレベルも上がり、通常ファイアがドロー出来るモンスターからファイラやファイガがドロー出来るようになります
そして魔法は最大100個までストックすることができ、使うと1個減ります。
魔法って個数?数なの?
なんか今までのFFと違い過ぎて違和感があるんだけど・・・
FF8の世界では魔法が使えるのは
【魔女】だけ
キャラクターやモンスターが使う魔法は疑似魔法と呼ばれ明確に区別される
魔法を使えば数は減りステータスは下がっていくが、基本的には武器攻撃が強いゲームなので魔法はそこまで使わない
ドローでは魔法の他にG.F.も入手することが出来ますが、G.F.はストーリー上必ず入手出来るものもいれば、
ボスからドローしなければ以後入手出来ない取り逃し厳禁の要素です。
ステータスジャンクションもG.F.によってつけれるステータスが異なるため、G.F.を取り逃してしまうとステータスUP出来ず攻略の難易度も大きく変わります。
あとから思い出してG.F.を入手しようと思ってもボス討伐後であれば入手不可
全部入手するには攻略本の存在が必須でした。
今ではネットや攻略本もデジタル版となってかなり攻略難易度が下がりましたね!
3倍速ができるリマスターなら、ドローに対してストレスも軽減できるが、
アビリティ魔法精製を活用することで簡単に強力魔法をジャンクション可能
⇒テントを生命魔法精製でケアルガ10個にすることで超強化
攻撃、必殺技にアクション要素の融合
FF8のバトルには様々なアクション要素が含まれています。
前作であるFF7時代にもティファやケットシーのリミットでスロットを回すものがありましたが、FF8では遥かに多くのキャラでアクション要素があります。
代表的なものとして主人公スコールの武器【ガンブレード】
(銃と剣が一体となった武器)は、
攻撃時の斬撃に合わせてR1ボタンを押すと爆発が加わりダメージが1.5倍になります。
注目したいのはゼルの必殺技【デュエル】ではコマンド入力によりコンボが繋がり、使い方次第ではボスも1ターンで倒せます。
ゼルのステータス次第では
かかとおとし⇒ヘッドショックの繰り返しでほとんどの敵が完封出来ます
後半はアーヴァインのショットもアリ
セルフィのスロットでは
最強魔法【ジエンド】が発動すれば、
どんな敵でも(ラスボスや裏ボスでも)1撃で終了という驚異の性能です。
リマスター版ではできませんが、
ジエンドを狙ってプレステの蓋を開けて敵の攻撃をストップし、
ジエンドがでるまで回し続ける裏技も懐かしいです
名曲しか無い音楽が魅力
FF8で使用される音楽はFFの父【植松伸夫】氏による名曲のオンパレードです。
アップテンポのバトルミュージックからガーデンや街などで流れるスローテンポの癒やしの曲までどの曲をとっても心揺さぶられるクオリティです。
作業で集中したいときから、テンション爆上げにしたいときまで幅広くラインナップされています。
1曲1曲が本当に特徴的で一度聞いたら忘れられない名曲の数々です。
サントラにはフェイ・ウォンのEyes On Meも収録されています
Amazon評価は150件以上
驚異の☆4.6
名曲【Eyes On Me】フェイ・ウォン
FF8はあまり好きじゃないけど
Eyes On Meはいい曲だ!
と言う声も少なくありません。
実はこのEyes On Me
とてもすごい曲なんです。
1999年に発売されたシングル「Eyes On Me featured in FINAL FANTASY VIII」は、50万枚の大ヒットを記録し、「オリコン・インターナショナル・シングル・チャート」で連続19週一位になり、その年の第41回日本レコード大賞で「アジア音楽部門」を受賞しています。
エキサイトと東芝EMIが共同で、『エキサイト”フェイ・ウォン”スペシャルサイト』開設 より
Eyes On Meはただ心地の良い歌というだけではなく、ストーリーに即した歌詞がファンを魅了し続けています。
How you shyly placed your eyes on me
恥ずかしそうに私を見つめるあなたが
Did you ever know
あなたは知っていたかしら
That I had mine on you?
私も同じようにあなたを見つめていたことを
Eyes On Me和訳より
サントラを購入するユーザーの中には
Eyes On Meが聞きたくて買うと言う人もかなり多いようです。
ステージ上の歌姫がこんなにもラグナへ愛を思っていたと思うと
リノアの積極的な性格も納得できますね
PSオリジナル版をもう一度プレイしたい場合
リマスターが便利なのはわかったけど、それでもオリジナル版がやりたい!
そんな要望に対しては駿河屋がオススメ!
実際にオリジナル版をAmazonや楽天で金額確認すると8,000~9,000円ほどしますが、
駿河屋ではなんと1,000円未満で購入できる場合があります。(2022年11月確認時点)
どうしてこんなに価格が異なるの?
Amazonや楽天は個人出品者も多く、相場が高ければ提示金額も吊り上がっていく部分があります。
一方駿河屋では多くの中古買取りをリアルショップでも実施しているため、
ネット販売価格も低価格で提供することができます。
攻略本アルティマニアも紙媒体がAmazonで購入するよりも安価に入手できます。
さぁもう一度懐かしのFF8の世界へ
なにか一つ重要な要素忘れてない・・・?と思うユーザーもいるかも知れません。
そう、カードの要素。
カードはマジで時間泥棒で、FF8がつまらなかったと酷評するユーザーでも
カードだけは楽しかった。
FF8はカードゲームだね
というほど評価が高いのであえて触れていません。
ただでさえ文字数が多いのに
カードまで書き始めたらマジで9,999の限界突破してしまうので笑
カード変化というアビリティを使うことでカードから強力魔法を精製できるので物語をスムーズに進めたい人にはオススメ
・・・ということで大変長くなってしまいましたが、
大人になってやるFF8はまた違った味わいを感じられるのでぜひリマスターをプレイしてみてはいかがでしょうか。
© 1999, 2019 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
CHARACTER DESIGN: TETSUYA NOMURA
LOGO ILLUSTRATION:© 1999 YOSHITAKA AMANO
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